イギリスで”畑でかかしになるお仕事”日本で話題に

不況が続く日本では、中々仕事に就けない若者がアルバイトをしながら職を探す光景は珍しくありません。加えて、不況の長期化でアルバイト志願者は年々増えており良い条件のアルバイトを探すのは困難になりつつあります。そんな厳しい状況が続く日本で、求職者が少しでも好条件のアルバイトを見つけようと求人情報に目を光らせている中、イギリスの青年がある変わったアルバイトをしているという海外ニュースが日本で紹介されて話題となりました。

scarecrow-bbc-news記事によると、日本と同じように大卒者の就職難で苦しむイギリスで、この夏に大学を卒業したジェイミー・フォックスさんが見つけたアルバイトは農場で畑から害鳥を追い払うかかしの募集でした。フォックスさんは見事このアルバイトに採用され週給250ポンドで1日8時間を「かかし」として畑を守ることになりました。仕事中は読書とウクレレを嗜みながら畑に置いてある椅子に座り、害鳥が来るたびに楽器を鳴らして追い返しているそうです。

記事を一見した時は、簡単そうで自然も満喫できるしで羨ましいバイトだなと思いましたが、多少の時間潰しが許されているとはいえ1日8時間も畑でじっと待機することを考えると精神的には大変な仕事なのかもしれません。日本でこのニュースが紹介されたところ、「羨ましいな、やってみたい。」という意見から「皆が思うよりずっと厳しいバイトだよ」といった意見まで非常に多くのコメントが寄せられました。今回はそんなコメントの中から特に目を引いたものを一部紹介させて頂こうと思います。

「畑で“かかし”になるお仕事、就活うまくいかず始めたアルバイト」 (ニコニコニュース)より
  • 卒業までに就職決まらなかったらカカシになろう(´・ω・`) @miraijinnn
  • イギリスらしい優雅なバイトですね。 @lacie10
  • のんびりおいしい空気を吸って、お金も貰える。さいこうだな @suisuiswivel
  • 暇な時間に本読んだり、楽器弾いてても良いなら。ある種の人たちには最高のバイトじゃないか? @Robert1118
  • これ想像以上にハードだと思う @hokutotonanto
  • 聞けば簡単そうな仕事でも、「作物を死守」だと難易度が跳ね上がるな。 @Kuroganekaren
  • これ鳥が来なかったら、8時間座りっぱなしだろ? それはそれでつらいなw @YAMANEME
  • バイト中に暇になると将来を考えて憂鬱になる自分には向いてない @takeru_0720
  • 人間にとって一番辛いのは感じることが出来ない状況。暇な時間を毎日過ごすことは、相当辛いと思われる。逆に鳥に来てほしくなる。 @Honya_Hosi
  • ちょっとどうかとも思うが確かに重要な仕事かも @006sharpshooter
  • 空港ではバードストライクを防止するために鳥を追い払う職員がいるが、それと似たようなものと思えば有意義に感じるのかも・・・。 @tyokugetu
  • 何処の国でも大学でた方が就職先が見つからない時代になってるんだねぇ @bunntyo
  • 遠い昔は、村の働きたくない若者、所謂ニートが十字架に貼り付けられ、かかし代わり&見世物にされてたそうな。 @haruki_soudanya

情報元を見る

羨む意見が多いと予想していましたが、実際は厳しい見方をする人も同じくらいに多いです。「おもしろいアルバイト」だと興味を持つ人は多いですが、必ずしも羨ましいとは思われていないようです。

大きな盛り上がりを見せたニュースでしたが、日本でこのニュースが話題になったのは日本人にとって「かかし」が非常になじみ深い存在であることが要因としてあるのではないかと考えています。世代や地域にもよるかもしれませんが、日本のイメージとして水田にかかしが佇んでいる光景を思い浮かべる日本人はかなり多いのではないでしょうか。また「かかし」という言葉や存在は漫画、昔話、お店の名前など、注意深く見ると日本の至る所で見かけることに気付きます。日本文化を紹介する上で「かかし」という題材はとてもおもしろいものであり個人的にも非常に興味深いものなので、また機会をつくって日本の「かかし」に関する記事をつくりたいと思います。

© 2017 チャンネル ジャパン. All rights reserved.

Return to Top ▲Return to Top ▲